古来より育まれた
日本の価値
伝統文化の啓発と伝承
一般社団法人 日本伝承会
日本人の信仰に対する根底には、日本古来の土着の神さまに対する信仰と、大陸から伝来した仏教が密接に結びついて融合、調和し、長い年月を経て育まれた「神仏習合」があります。
神仏習合には、祈りや信じる対象を適切に選択する”しなやかさ”、「無常の世を平安、平穏に生き抜こうとする」日本人ならでは智慧と中庸というものがあります。
私たちは、神道や仏道という神仏習合に育まれ、古来より日本に根付いてきた歴史的・文化的価値を見据えたうえで保全、 後世に向けて日本の伝統をしっかり伝えていきたいと考えています。
コロナ禍で世の中のさまざまなことが変わりました。
いつでもどこでも情報にアクセスでき、直接人に会わずともオンラインを利用することで、必要なことはたいがいネットで事足りるようになりました。
「人々が集い合う」ということの大切さが、以前にも増して求められるようになってきた今だからこそ、私たちがやるべきことはたくさんあります。
デジタル社会から一歩離れて、ゆっくりと考える時間。
人と人が出会い、心身の充足と豊かさを感じられる場。
古来より育まれた日本の価値の伝承を通じ、私たちがより豊かな社会をつくっていくために歩んでまいります。
目的
- Purpose -
日本伝承会は、祈り・地域創生・伝統文化・観光活性・イノベーションの5要素を核として、日本の伝統文化の啓発と伝承を通した文化普及促進と観光、地域創生と産業の活性化を
推進していきます。
日本伝承会の活動
- Activity -
神仏習合 平和の祈り火渡り
国譲りの聖地、出雲「稲佐の浜」に於いて毎年10月10日開催を予定しています。
目的
神道と仏教の垣根を越え、出雲大社と大聖院が習合し「平和への願い」を発信
【1】日本にこれまで根付いてきた歴史的文化価値をあらためて解釈することと、失われつつある伝統を保全するために、現代の“神仏習合”をあらわす起点として開催。
【2】宗派を越え、世界平和や世界中の人々の健康を祈念し、次世代を中心に日本人のアイデンティティ確立のための気付きとなるコンテンツとして来年度以降につなげていく。
【3】デジタル社会から離れ、ゆっくりと考える時間を持つことの大切さを提唱する。
コンセプト
神と仏との対話。自身との対話。
“神仏習合”で『世界平和』を願う
旧暦の10月10日、出雲に集う全国八百万の神々を迎え神迎祭が執り行われる舞台である聖地、稲佐の浜。
そして、弘法大師空海が千二百年前に灯し今に護り伝える宮島 大聖院の仏燈、弥山「消えずの霊火」を種火として執り行われる柴燈護摩祈祷・火渡りを通じて、
“神仏習合”の新たな時代の幕開けを示す。
また、今回が未来永劫の礎のスタートとなるべく世界の平和を祈願する。